高齢者の中には、便秘の症状に悩まされている方が少なくありません。
なぜ、高齢者は便秘になりやすいのでしょうか。
高齢者の便秘の原因としてあげられるのは、まず運動不足です。
年齢を重ねるとともに、運動する機会が減ってきていませんか?
体を動かしたり刺激したりすることにより、腸は活発に運動を開始するようです。
反対に寝た状態の時には、腸はほとんど運動していないそうです。
高齢者になると体力も落ちてきますし、運動することも少なくなってきますよね。
そのため腸の動きも低下して、便秘になりやすくなります。
筋力の低下も高齢者の便秘の原因のひとつとなっています。
運動不足と関連が深い理由ですが、筋力が使われることが少なくなり衰えてくると、内臓も下垂気味になるそうです。
高齢者は腹筋が弱くなる方がほとんどですから、便意があっても上手くいきめなかったり、腸のぜん動運動も起こりにくくなったりなど、筋力低下が便秘の症状を招くこととなります。
反射神経の低下も、考えられる便秘の原因のひとつです。
高齢者は若い方と比べると、胃や結腸反射がどうしても鈍くなるため、便意自体を感じにくくなるのです。
神経の衰えも便秘の理由になるようですね。
また、若い頃と違い、高齢者は食事の量も減ってきます。
消化器官の機能も低下してきますから、どうしても消化の良い柔らかい食べ物を好むことになります。
すると益々消化する働きが弱くなり、代謝機能も低下し、食事量も減少します。
このこともも便秘の原因となるようです。
高齢者の便秘の改善策としては、簡単な運動や体操を実行して、筋力の低下を防ぐことです。
運動といっても、いきなり腹筋を何十回もするなど、急激な変化は危険です。
最初は、軽いストレッチや散歩など、無理のない範囲から始めてみましょう。
体が慣れてきたら、散歩の距離を延ばす、簡単なヨガを試してみる、プールで水中ウォーキングをする、など、自分の楽しいと感じることを続けていくことが、症状の解消には大切です。
運動や体操と並行して、食事のメニューにも工夫をしてみてください。
玄米や豆類、イモ類など、食物繊維の豊富な食品をできるだけ毎日の食事に取り入れるよう心がけてみてください。